広島市安佐南区緑井の産婦人科 すみれ産婦人科クリニック

すみれ産婦人科クリニック

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広島県広島市安佐南区緑井5丁目29-18 緑井ゆめビル3階

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婦人科一般診療

子宮筋腫

子宮筋腫は女性ホルモンの影響を受けて増大する頻度の高い良性の腫瘍で、過多月経や過長月経、月経痛、腰痛、頻尿など様々な症状の原因となります。
大きさやできる場所によって症状には差があり、無症状のまま検診でみつかることも多くあります。

筋腫が悪性化しないかを心配される方もいらっしゃいますが、現在の統一見解として、筋腫は悪性化しないといわれています。子宮筋腫と同じく子宮平滑筋から発生する腫瘍に子宮肉腫という悪性腫瘍がありますが、これは子宮筋腫が悪性化したものではなく、症状や診察所見が子宮筋腫に似ているだけであって、別の疾患です。

診断は婦人科診察と超音波検査で診断します。大きな筋腫や手術を考える場合にはMRI検査をすることもあります。

治療は筋腫の位置や大きさ、数、妊娠を希望するか、閉経しているかなど個々に判断する必要があるため、当クリニックでは患者さまに合った方針を提案させていただきます。

子宮内膜症

子宮内膜症は、子宮内膜に類似した組織が子宮内腔以外の場所に発生する病気です。元々は30代から40代の女性に多い病気でしたが、昨今では20代と若い世代の方にも発症しています。子宮内膜症の進行は個人差が大きく、薬物や対症療法で緩和できる場合もあれば、手術が必要となることもあります。

当クリニックは、まず問診や検査で症状の進行状態を把握します。そして、どのような治療が良いか、手術の必要性があるかなどを判断します。子宮内膜症は閉経しない限り、治療が難しい病気で、妊娠のしやすさに影響します。子宮内膜症の治療は慎重に取り組む必要があるため、治療計画は患者さまと密に相談し、決めることが重要と考えております。

卵巣のう腫

卵巣は子宮の左右に一つずつある臓器で、卵巣にできる腫瘍を卵巣腫瘍と総称します。大きく分けて、のう胞性腫瘍と充実性腫瘍の2つがあり、のう胞性腫瘍は卵巣のう腫とも呼ばれ、そのほとんどが良性です。

小さいうちは無症状で経過することが多く、大きくなったり腹水がたまったりしてはじめて症状が出現することが多いようです。時に腫瘍が破裂したり、茎捻転といって腫瘍がお腹の中でねじれてしまうと突然の強い下腹部痛が出現することもあります。
また、月経の周期や妊娠によって自然にできたり消えたりするのう腫もあります。

当クリニックでは、内診や超音波検査によって卵巣のう腫の有無を診断します。さらに、詳しく調べる必要があると判断された場合、MRI検査や腫瘍マーカーの測定を行います。
これらの結果から総合的に良性腫瘍なのか悪性腫瘍なのかを判断しますが、その精度には限界があり、最終的には手術で摘出した腫瘍の病理組織検査による診断を必要とする場合もあります。

子宮頸部異形成

子宮頸部異形成は、子宮頸がんの前段階の病変と考えられています。軽度、中等度、高度と3段階に分かれており、軽度の場合は主に経過観察されます。

中等度以上の場合は、状況により経過観察されるか、レーザー治療することが考慮されます。レーザー治療では、異形成が発生した箇所にCO2がんはレーザーを照射することで病変箇所を蒸散させます。

従来の円錐切除術と比べて子宮頸部や子宮頸管へのダメージが少なく、将来の妊娠への影響が少ないといったメリットがあります。

外陰疾患

外陰疾患として外陰炎(接触性皮膚炎、カンジダ、ヘルペス、トリコモナス、毛じらみ等)、外陰部掻痒症、バルトリン腺のう腫・バルトリン腺炎、尖形コンジローマ、外陰がんなどがあります。 診断は問診、外陰部の視診と必要に応じておりものの検査や病変の切除による病理診断を行います。

外陰部掻痒症は症状が長期にわたり、かゆみに大きなストレスを感じることが多いにもかかわらず根治が難しい場合もあります、生活習慣や基礎疾患の有無など患者さまの状態に寄り添い治療を行います。

バルトリン腺のう腫は内容物を穿刺したり、開窓術や造袋術を行います。これらは、通常局所麻酔での外来手術を行っています。

尖形コンジローマに対しては、外用や切除による治療に加えて、レーザー切除術も行っています。